◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権最終日(23日、米ミネソタ州ヘーゼルティンナショナルGC)
54位で出た世界ランク6位の畑岡奈紗(20)=森ビル=は7バーディー、ボギーなしで今大会最少のベストスコア65をマークして、通算2アンダーで14位となった。横峯さくら(33)=エプソン=は72で7オーバーの60位。22歳のハンナ・グリーン(オーストラリア)が72で回り、9アンダーで、ツアー初優勝がメジャー初勝利。初日から首位を守り切り、完全優勝を遂げた。
2位だった昨年大会に続き、最終日に猛チャージをかけた。畑岡はショット、パットともにさえて今大会最少の65で40人を抜いて14位フィニッシュ。最終9番で10メートルのパットを沈め「やっと自分らしいゴルフができてよかった」と笑った。
異例の気分転換が功を奏した。前日の第3ラウンド(R)後、近くの巨大ショッピングモール内の絶叫マシンに乗り「全てを発散した」という。2ホール目の11番で伸ばすと、15~5番は1ホールおきにバーディーを奪った。「トップのポジションが良くなって、思い切って振り切ることができていたのかな」とショットで次々とピンを攻めた。
前週2位と好調で臨んだメジャー第3戦。不規則な風に悩まされ、第3Rまで苦戦した。合宿をともにするなど、アマチュア時代から親交のあるグリーンがメジャー初V。畑岡は祝福に駆けつけ「自分も勝てるように頑張りたい」と、メジャー第4戦のエビアン選手権(7月25日開幕・フランス)へ決意を新たにした。