6位発進の横川修平は建設会社勤務のアマチュア…プロと初ラウンド「緊張した~」


ジュニア時代に共闘したアマチュアの横川修平(左)と中里光之介

ジュニア時代に共闘したアマチュアの横川修平(左)と中里光之介

 ◆男子プロゴルフツアー ダンロップ・スリクソン 福島オープン第1日(27日、福島・グランディ那須白河GC=6961ヤード、パー72)

 ツアー初出場で普段は新潟県の建設会社で働くアマチュア・横川修平(26)=松ケ峰CC=が9バーディー、4ボギーの67をマーク。5アンダーで首位と4打差6位と好発進した。東北出身で通算2勝の岩田寛(38)=フリー=が63の9アンダーで単独首位。ツアー復帰2戦目の石川遼(27)=カシオ=は71で1アンダー63位。

 初めてのプロとのラウンドに緊張していた横川は、10番から出て15番で約3メートルを沈めると、そこから圧巻の5連続バーディー。一気にスコアボードを駆け上がり、67で6位発進。「緊張した~。はい、まぐれですね」と笑った。

 10歳でゴルフを始め、14歳の関東ジュニアで3位に入ったが、16歳で腰痛のため一度クラブを置いた。しかし21歳で「遊びでやったら楽しかった」と5年ぶりに競技を再開。現在は建設会社に務めながら週末に練習を続け、関東ミッドアマで2位に入るなど腕を取り戻しつつある。

 今大会の予選会には2度目の挑戦で2位通過し、本戦出場権をつかんだ。通過直後には、ジュニア時代に共闘した同い年の中里光之介に報告。25日に約10年ぶりに再会し、練習ラウンドをともにした。中里は「あした85くらいたたくんじゃない? 予選通ったらご飯おごらせる」と笑い、横川も「通りたいね」と意気込んだ。

(宮下 京香)

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