メジャー第2戦の日本プロは、4日の第1Rが中止 倉本昌弘・大会会長は72ホール消化を目指す


会見に応じるPGA・倉本昌弘会長

会見に応じるPGA・倉本昌弘会長

 ◆男子プロゴルフツアーメジャー第2戦 第87回日本プロ選手権 練習日(3日、鹿児島・いぶすきGC=7212ヤード、パー71)

 午後5時から、大会会長で日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長(63)=フリー=が会見し、荒天予報の4日に予定されていた第1ラウンドは、中止の決定を下したことを発表した。

 「(中止決定の)一番大きな要因は、鹿児島県が自衛隊に対して災害要請をしていて、指宿市に避難勧告が出されている現状を踏まえると、トーナメントができる状況と人の安全は、別の話であると考えると明日については大会を中止致します」と理由を説明した。石川遼選手会長(27)=カシオ=とも話し合った結果だという。

 日本プロの競技が中止となるのは、濃霧と荒天のために第1ラウンドが中止となった2004年大会以来2度目となった。今週は月曜日から激しい雨が断続的に続き、大半の選手が練習ラウンドできていない。4日午後からは天気が小康状態になる予報で、倉本会長は「明日12時にコースをオープンするかどうかは考えます」と選手の練習のためにコースをオープンする可能性を示唆した。

 5日以降については「金曜が第1ラウンド、土曜が第2ラウンド、日曜日に36ホールが第一本線。それでもかなわなければ、(予備日の)月曜日を使用する」と72ホール完結を目指す方針。ただし、悪天候が続く予報もあり「日々変わっていくこともあるので、我々としてはその都度、その都度、適切な判断をしていきたい」と話した。

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