石川遼、「個人の意見」として大会開催複雑…鹿児島出身プロも悩むも「元気づけたい」


地元鹿児島での活躍を誓う稲森佑貴(左)と出水田大二郎(カメラ・谷口 健二)

地元鹿児島での活躍を誓う稲森佑貴(左)と出水田大二郎(カメラ・谷口 健二)

 日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長(63)は4日、大雨の影響で1日順延された男子プロゴルフツアーのメジャー第2戦、日本プロ選手権(報知新聞社後援、鹿児島・いぶすきGC)について、5日に第1ラウンド(R)、6日に第2R、7日に第3、第4R(36ホール)を行う考えを明らかにした。

 石川遼は通算14勝の27歳は会場でショット、パットを約3時間にわたり調整した。「いろんな地域の名門コースを回るので、一番楽しみにしている大会」と11年の12位が最高のメジャーを見据えた。練習後「一個人の意見」と前置きした上で、鹿児島県内に「避難勧告」が出ている状況での大会開催に複雑な思いを口にした。「大会のために準備をされてきたことは理解していますが、命に関わることですし」などと話した。

 地元・鹿児島県出身プロは、プレーで地元を元気づけることを誓った。鹿児島市出身の稲森佑貴(24)=フリー=は、実家の練習場の一部が冠水する被害も出た。「やっていいのかなという思いもありますが今年、一番楽しみにしていた試合なので頑張りたい」と力を込めた。志布志市出身の池村寛世(23)=ディライトワークス=は「良いプレーを見せて元気づけたい」と意欲。鹿屋市出身の出水田大二郎(26)=TOSS=も「いつも以上に頑張りたい」とうなずいた。

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