シンデレラガール・渋野日向子がプレーオフを制しツアー2勝目 新設大会の初代女王に輝く


笑顔で万歳する渋野日向子(カメラ・矢口 亨)

笑顔で万歳する渋野日向子(カメラ・矢口 亨)

 ◆女子プロゴルフツアー 資生堂アネッサレディス最終日(7日、神奈川・戸塚CC=6513ヤード、パー72)

 2打差2位から出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が韓国のイ・ミニョン(27)=Qセルズ=とのプレーオフ(PO)を1ホール目で制した。18番パー4で行われPOではダブルボギーのイに対し、渋野は3オン1パットのパーであがった。

 最終ラウンドでは渋野が4バーディー、3ボギーの71、イが1バーディー、1ダブルボギーの73で回り、通算12アンダーで並んでいた。15番パー4では、4打ビハインドで迎えた渋野がロングパットを入れバーディーを奪ったのに対し、イがパットをミスしてダブルボギー。1打差の17番で渋野がバーディーで追いついた。

 5月の国内メジャー、ワールドレディスサロンパスカップに続く通算2勝目。1998年度生まれの黄金世代では畑岡奈紗、勝みなみに続く3人目の複数回優勝となった。

 前週に海外メジャーのAIG全英女子オープン(8月)の出場権を得た“シンデレラガール”が新設大会の初代女王に輝いた。賞金ランクは3位から2位に浮上した。

 岡山絵里が74で8アンダーの3位となった。

 元賞金女王のイ・ボミ(韓国)は雨と風の中74と粘り、6アンダーの5位。2017年の最終戦・ツアー選手権リコー杯(9位)以来、2季ぶりのトップ10入りを果たした。

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