渋野日向子の門田実キャディー
◆女子プロゴルフツアー 資生堂アネッサレディス最終日（７日、神奈川・戸塚ＣＣ）
渋野日向子（２０）＝ＲＳＫ山陽放送＝と今季３戦目のコンビを組んだ門田実キャディー（４９）にとっても、格別の優勝となった。１月２４日に妻・和枝さん（享年４４）を脳内出血による突然死で亡くしていた。予定を全てキャンセルしていたため、フジサンケイレディス（４月）の約２週前、キャディーを探していた渋野と初タッグが決まった縁がある。
「私は何もしてない。選手の実力」と謙遜するが、この試合で２位に入ると２週前も７位と好相性を誇る。
正規の１８番プレー中には、自然と天国の妻の話になったという。「『妻はすごい強い人だった』と言われた。（亡くなったことは）前から知っていたけど、より一層勝ちたい気持ちが強くなった」と渋野。今季初、通算５勝目を手にした門田さんは試合後、人目をはばからず号泣した。