19歳・稲見萌寧、豚しゃぶパワーで自己最高2位 初シードに前進


ホールアウトしギャラリーの声援に応える稲見

ホールアウトしギャラリーの声援に応える稲見

 ◆女子プロゴルフツアー ニッポンハムレディス最終日(14日、北海道・桂GC)

 1打差3位で出た稲見萌寧(もね、19)=都築電気=が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算12アンダーで自己最高の2位に入った。初優勝は逃したが、9月以降の出場権確保をほぼ確定させ、初の賞金シード獲得に向けても大きく前進した。67で回ったS・ランクン(19)=タイ=が15アンダーでツアー初優勝。8位に入った15、16年賞金女王のイ・ボミ(30)=延田グループ=は、史上9人目の生涯獲得賞金8億円突破となった。

 北の大地で“原石”が強い印象を残した。稲見は2番で3メートル、6番で1メートル半を沈めて伸ばし、首位に並んだ。同じ19歳で同組のランクンとの優勝争い。だが7番で1・5メートルのバーディーパットを外し、8番で同じ距離のパーパットを外すと、逃げ切りを許した。「先にやられましたね。悔しいところもあるけど、優勝には、ミスをしないように正確性を上げて頑張らなきゃいけない」と勝者をたたえた。

 大会中は千歳市の人気店「ラマイ」の特選豚バラしゃぶしゃぶのスープカレー「ブヒッ」を食べた。「父に連れて行かれて…」と苦笑い。北海道名物で4日連続栄養補給も一歩届かなかった。

 畑岡奈紗ら98年度生まれ“黄金世代”と、アマで実績を誇る安田祐香ら00年度生まれ“ミレニアム世代”の間の99年生まれ。“谷間の世代”とも呼ばれるが、稲見は初の本格参戦の今季9戦で5度のトップ10。優勝争いも3度で、獲得賞金は2000万円を超えた。初の賞金シードも当確まで、あと約500万円。「はざまの世代のダイヤモンドを目指して頑張りたいです」。フランスの印象派の画家クロード・モネから名付けられた19歳は、原石から、輝きを放つ宝石へとなりつつある。(榎本 友一)

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