全英第3R 稲森は70、浅地は71でホールアウト


 ◆米男子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦 全英オープン第3日(20日、北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC=7344ヤード、パー71)

 晴天の下、第3ラウンドが行われている。午前中は強風が吹き荒れたが、午後になり若干風は弱まった。日本勢は、いずれも初メジャーで通算1オーバーの58位で予選通過した稲森佑貴(24)、浅地洋佑(26)=ともにフリー=がプレーを終えた。稲森は5バーディー、4ボギーの70でイーブンパー。ホールアウト時点で48位。浅地は2バーディー、2ボギーの71で1オーバーとして、56位としている。

 稲森は1番でボギー発進も、2番で2メートルを沈め、スコアを戻した。その後も出入りが激しかったが、11、17番で10メートル近くのバーディーパットを決めるなど見せ場を作った。「1アンダーでよかった。90点」とうなずいた。初のリンクスに「風もランダムにくる。コースに鍛えられますね。神経を研ぎ澄ませて、一打一打集中しないとボギーがくる」と分析した。最終日に向けては「楽しみながらプレーしたい」と話した。

 浅地は2、12番のパー5でともに第3打を1メートルに寄せてバーディーを奪った。この日1アンダーで迎えた15番で2メートルの好機を外すと、16番では約20メートルから3パットのボギーで71。「チャンスで入らなかった。60台で回りたかった」と振り返った。メジャーでの戦いに「風の強弱がなかなか計算できなかった」としながら、「緊張はない。1番から大歓声の中でスタートできるのが楽しい。明日こそアンダーパーで回って、トータルでアンダーパーに持っていきたい」と意気込んだ。

 8アンダーの首位タイで予選を通過したJ・B・ホームズ(米国)、シェーン・ローリー(アイルランド)の最終組は現地時間午後3時50分(日本時間同11時50分)にスタートする。

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