稲森「しこたまやられた」全英最終日 9オーバー 浅地は通算6オーバー 


 ◆米男子プロゴルフツアー今季メジャー最終戦 全英オープン最終日(21日、北アイルランド・ロイヤルポートラッシュGC=7344ヤード、パー71)

 強風の中、最終ラウンドが始まった。50位から出た浅地洋佑(26)=フリー=は4バーディー、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76で通算6オーバーとなった。

 浅地は前半をパーで回るも、11番で第1打を右に曲げロストボールでトリプルボギーとするなど後半に5つ落とした。「風が強く、どこまでも(球が)曲がっていった。全英で自分の足りないところが見えた。ティーショットの球筋、種類ですね。風にぶつけたり、風の下を通したりしないと、風に乗せたら曲がるので。いい経験になった。また来たいと思う」と初メジャーを振り返った。

 43位から出た稲森佑貴(24)=フリー=は2バーディー、8ボギー、1トリプルボギーの80をたたき9オーバー。5番は第2打が奥へOBとなり、トリプルボギーを喫した。こちらも初メジャー出場で予選通過も最終日に崩れ、「歯が立たなかった。何やっても完敗。後半は順位を気にせず、せっかくリンクスに来たなのでやりたいことを試そうと。左からの風に対し、左のブッシュに入れてもいいくらいに(球を)つかまえようとしたけどダメだった。しこたまやられたので、またチャンスがあれば挑戦したい」とショックを受けた様子で話した。

 今大会では日本勢は8人が出場し、松山英樹(27)を含む6人が予選落ちした。ホールアウト時点では浅地が68位タイ、稲森が最下位の72位タイとなっている。近年では、日本勢が一人も50位以内に入らなかったのは、2012年大会(8人が出場も藤本佳則54位、武藤俊憲72位)、2016年大会(8人が出場も池田勇太72位、市原弘大79位)となっている。

 競技は雨の中で行われており、首位から出たシェーン・ローリー(アイルランド)が5番を終えて17アンダーで2位のトミー・フリートウッド(英国)に5打差をつけて首位に立っている。

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