33歳横峯さくら&35歳上原彩子、黄金世代に負けない好プレー


 ◆米女子プロゴルフツアーメジャー最終戦 AIG全英女子オープン第2日(2日、英国ミルトンキーンズ・ウォバーンGC)

 ともに米ツアーが主戦場で、21位から出た横峯さくら(33)=エプソン=は73で通算1アンダー、上原彩子(35)=モスバーガー=は74でイーブンパー。69でイーブンパーとした上田桃子(33)=かんぽ生命=とともに予選通過を確実にした。鈴木愛(25)=セールスフォース=は73で4オーバー、比嘉真美子(25)=TOYO TIRE=は74で5オーバーとなった。

 若い世代に注目が集まる日本勢で、ベテラン2人がそろって好プレーを見せた。10度目の全英出場となった横峯は前半に2つ落としたが、11、15番のパー5でスコアを伸ばし73。「今日は耐えるゴルフ。チャンスについても決めきれない。でも、耐えた方」と及第点を与えた。1アンダーで予選を終え「4日間プレーできるので、あと2日、上位目指して頑張りたい」と力を込めた。

 上原は8、9番の連続ボギーで落としたが、12、15番でバーディーを奪って流れを取り戻した。74でイーブンパーと粘り、「後半はタフなホールが続くので、しっかりバーディーを取れてよかった」と振り返った。決勝ラウンドに向けて「コースは難しいが、集中して伸ばしていけるように」と意気込んだ。

 ともに主戦場とする米ツアーで、来季のシード争い(賞金ランク80位以内)も懸かる。横峯が85位で、上原が92位と正念場を迎えるが、今大会は前年の賞金総額325万ドルから大幅アップし450万ドル(約4億9000万円)。本格参戦7年目の上原は「自分がやれることを出し切ってプレーできている」と、一喜一憂することなく目の前の一打に万全を尽くす。

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