松山英樹、イーグルも失速30位 年間総合33位次戦V目指す


 ◆米男子プロゴルフツアー プレーオフシリーズ第1戦 ノーザントラスト最終日(11日、米ニュージャージー州リバティーナショナルGC)

 17位からスタートした松山英樹(27)=LEXUS=は1イーグル、1バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72とスコアを1つ落とし、通算6アンダーで30位に終わった。年間総合優勝を争う順位は33位に後退。30位までが進めるプレーオフ最終戦のツアー選手権(22~25日)出場に黄信号がともった。首位から出たパトリック・リード(29)=米国=が69と伸ばし、通算16アンダーで昨年のマスターズ以来となるツアー通算7勝目。

 5番パー4で2メートルのパーパットを外して迎えた6番パー5。松山はグリーン奥から約20ヤードの第3打を直接沈めてイーグルを奪い、大きなガッツポーズを見せた。「うまく波に乗っていけるかと思った」が、後半はミスが続いて失速。上位進出のもくろみは崩れた。

 13番パー5は第2打がわずかにグリーンに届かず、手前に“池ポチャ”でボギー。17番パー4は右バンカーから打った第2打があごに当たってラフに捕まり、ダブルボギーをたたいた。「バーディーが欲しかった。欲がミスにつながった」と悔やんだ。

 今大会30位に終わったことで、年間総合優勝を争う順位は大会前の30位から33位に後退。松山が6季連続で上位30人だけのプレーオフシリーズ最終戦のツアー選手権に出場するためには、次の同第2戦のBMW選手権(15~18日)で上位進出が必要となる。「しびれる位置でプレーしたくはないけれど…。優勝を目指してやれば関係ない。しっかりと準備をしたい」と巻き返しを誓った。

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