◆男子プロゴルフシニアツアーファンケルクラシック 最終日(25日、静岡・裾野CC=7009ヤード、パー72)
最終組が前半を終了した。
1打差の2位からスタートした伊澤利光(51)=フリー=は前半の9ホールを1バーディー、ボギーなしで回り、通算9アンダーにスコアを伸ばして首位に浮上した。第2日の16番パー4では16番パー4では救済エリアと勘違いしてボールを拾い、1打のペナルティーを受けた。「お触りがなければ…。でも、自分のせい。しようがない」と痛恨のミスにも前向きに話し、気持ちを切り替えて最終日に臨んでいる。
レギュラーツアー2001年、03年と2度、賞金王に輝いた伊沢は2001年のマスターズでは日本人最高成績の4位になるなど世界の舞台でも活躍し、メジャー7勝のアーノルド・パーマーや同15勝のタイガー・ウッズに「世界一美しいスイング」と絶賛された。昨季からシニアツアーに参戦。レギュラーツアーでは通算16勝を挙げているが、シニアツアーでは昨年のファンケルクラシック3位が最高。待望のシニア初優勝と、レギュラー時代の2007年日本プロ選手権以来、12年ぶりの勝利を目指して、勝負のサンデーバックナイン(最終日後半)に向かった。
2位からスタートした韓国の石鍾律(50)=フリー=も通算9アンダーで首位。昨年大会を制したタイのプラヤド・マークセン(53)=SINGHA=、13番まで消化の鈴木亨(53)=ミズノ=、10番まで消化の田村尚之(55)=ダイクレ=が2打差の3位に続く。
今季からシニアツアー参戦し、今大会初出場の深堀圭一郎(50)=フォーラムエンジニアリング=は14番まで消化し、通算2アンダーの22位。