“シブコ・パット”で開眼 蛭田みな美がツアー最多記録に並ぶ11バーディー量産で4位


7連続バーディーでフィニッシュした蛭田みなみ

7連続バーディーでフィニッシュした蛭田みなみ

 ◆女子プロゴルフツアー CATレディース最終日(25日、神奈川・大箱根CC=6704ヤード、パー73)

 ツアー本格参戦3年目の蛭田みな美(22)=ユアサ商事=が12番からの7連続バーディーを含む、11バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのベストスコア66で通算7アンダー。イーブンパーの18位から、4位に順位を上げた。11バーディーはツアー最多記録タイ(5人目)。1ラウンドでの7連続バーディーはツアー記録にあと「1」と迫る歴代2位タイとなった。

 蛭田は前半、7番のダブルボギーなどでイーブンだったが、12番で5メートルのバーディーを沈めると、最終18番で下りの2メートルを沈めて7連続バーディー締め。「いいところについて、決められた。(7連続は)今までない。試合では3連続が限度だった」と驚きの表情を見せた。

 前週(9位)に続く2週連続のトップ10入りに「パットが上向きになっている」と好調の理由を説明した。2週前の北海道meijiカップ2日目に、海外メジャー女王・渋野日向子(20)と同組で回り、ヒントをつかんだ。「日向子ちゃんと話して、カップに入れるんだ、というイメージを持ってやっていると感じた。執念を感じた」。“寄せる”ではなく、決めに行く意識でグリーン上のプレーがさえた。

 賞金ランクは前週までの58位から、50位(約1380万円)となった。今季前半戦は最終予選会18位、後半戦はリランキング(出場順位見直し)20位の資格で出場している。50位以内で得られるシード獲得に向け「まだまだ頑張らなくちゃいけない。調子が上向きなのはすごいポジティブな材料なので、後半頑張っていきたい」。今週から所属先が決まった22歳は決意を新たにした。

最新のカテゴリー記事