作陽高・原田&佐々木、渋野先輩を超える


決勝に笑顔をみせる中国地区の佐々木(左)と原田

決勝に笑顔をみせる中国地区の佐々木(左)と原田

 ◆報知新聞社後援 PGAジュニアゴルフ選手権 太平洋クラブカップ第1日(27日、栃木・太平洋クラブ益子PGAコース)

 全国8地区から選抜された中学、高校の男女各8人、計16人がチームを組んでプレー。渋野日向子の母校でもある岡山・作陽高の原田大空(そら、2年)と佐々木史奈(1年)が中国地区の勝利に貢献。初優勝がかかる28日の決勝へ気持ちを高めた。

 笑顔は忘れない。渋野先輩のように、原田は笑顔でプレーした。「ミスショットをしても笑ってごまかしました」。18番パー4ではティーショットで270ヤード超の好ショットを披露。「強気に攻めました」という佐々木も、13番パー4で約5メートルのバーディーパットを沈めた。全英女子オープンで渋野が優勝を決めた瞬間をほうふつとさせるプレーだった。

 ともに渋野との面識はないが、テレビで快挙を見届けて大いに刺激を受けた。「追いつきたいですね」と原田が言えば、佐々木も「作陽で頑張った人が世界一になったのはすごい」と声を弾ませた。3年前のこの大会に渋野は中国地区代表として出場したが、団体戦は2位、個人戦は8位タイに終わった。「渋野さんのようにバウンスバックでいきます」と原田。佐々木も「同じチームの人と協力して勝ちたいです」と“シブコ超え”を誓った。

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