渋野日向子、畑岡奈紗に17差33位「40点。ポンコツ」


2番、ラインを読む渋野日向子。通算1アンダーの33位タイに終わった

2番、ラインを読む渋野日向子。通算1アンダーの33位タイに終わった

 ◆女子プロゴルフツアー メジャー第2戦・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日(15日、兵庫・チェリーヒルズGC=6425ヤード、パー72)

 黄金世代の筆頭格・畑岡奈紗(20)=森ビル=が1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、大会記録を更新する通算18アンダー。全選手唯一の4日間60台で2位に8打差をつける圧勝で、20歳245日の最年少メジャー3勝目を挙げた。同じ1998年度生まれの渋野日向子(20)=RSK山陽放送=のAIG全英女子オープン優勝に奮い立ち、直接対決では3勝1敗。渋野は70で1アンダー33位だった。

 33位で戦いを終えた渋野は「(出来は)40点。バーディーを取っている割にはスコアがポンコツなので、このラフの長さだとなかなかスコアが出せないと勉強になった」と悔しさをにじませた。これまで経験がない長いラフに苦戦し、スコアは4日連続の70台。この日も得意のバックナインで3バーディーと反撃は試みたが、首位の畑岡に17打差もつけられた。

 それでも“シブコフィーバー”は健在だった。最終日は今大会最多の1万3278人が訪れ、大会全体でも歴代2位の3万5719人を記録。小学校時代に渋野を指導した岡山の平島スポーツ少年団ソフトボール部監督の岩道博志さん(72)は第2日に続いて生観戦し「こんなにたくさんの数の人が集まって、すげえなあとしかいえん」と驚いた。単独5位以上で到達した獲得賞金1億円はお預けとなったが「早く突破したい」と次戦以降に向けてヤル気は十分。夢の“億万長者”に向けて、歩みを止めるつもりはない。

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