◆男子プロゴルフツアー トップ杯東海クラシック第2日(4日、愛知・三好CC西C)
41位で出た通算2勝の秋吉翔太(29)=ホームテック=が1イーグル、4バーディー、1ボギーの66で回り、首位と3打差の通算3アンダーの5位へとジャンプアップ。前日に今季初めて変えたパターを、元のパターに戻して好パットを連発し、今季初優勝を射程にとらえた。75の石川遼(28)=カシオ=は、4オーバーの52位ギリギリで予選通過。昨季の賞金王・今平周吾(27)=フリー=、堀川未来夢(26)=Wave Energy=が6アンダーの首位に並んだ。
強風に苦しむ選手が多い中、秋吉はグリーン上でさえを見せて、「久々」のV戦線へ浮上した。ホールごとに攻守をはっきりさせたマネジメントを徹底。昨年6位に入るなど、「三好(CC)は回りやすい。8番、16番をしのげば良いスコアで回れる」とメリハリをつけて、冷静に風向きを読んだ。
前日は今季初めてパターを変更。「気分転換で」昨年5月から使う角型ヘッドから2ボール型のモデルへ。計29パットも、「やっぱりエースパターがいいな、と。昨日のラウンド後に戻したら感覚が合った」と4、17番では3メートル、6番で6メートルのバーディーパットを沈めるなどこの日最少タイの計24パット。強風でピンそばになかなかつかない状況でも、着実にスコアを伸ばした。
昨季は2勝で賞金ランク14位へ躍進した。今季は「大事なパットを外したり、凡ミスが出て」15戦でトップ10は1度。賞金ランク34位で、「あした、あさってが楽しみ」と、昨年6月以来の3勝目に挑む。(榎本 友一)