◆米女子プロゴルフツアー スウィンギングスカート台湾選手権練習日(29日、台湾・ミラマーゴルフCC=6504ヤード、パー72)
8月のメジャーAIG全英女子オープン以来2度目となる米ツアーに主催者推薦で出場する渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は練習ラウンドで調整した。28日に初めて台湾入りし、観光したことを明かした。
映画「千と千尋の神隠し」の舞台となった九ふんを訪れたといい「想像していたのとは少し違って、狭い階段を登って『あっ、いきなり出てきた』って感じ。ジブリ映画はよくテレビでやっているので見ている」。レトロな街並みの観光地で、映画の世界観を思い出させる建物や景色を堪能した。
台湾名物のタピオカも満喫した。「黒糖の味がした。日本ではコンビニに売っているやつは飲むけど、タピオカ屋に行って飲んだのは初めて。本場のタピオカはおいしい」と声を弾ませた。
この日は青木翔コーチに指導を受けながら、10番から9ホールを回った。コースの印象を「芝は好きな感じだけど、ラフがモジャモジャしていて難しい。グリーン周りのカラーが広いので大きく曲げなければラフには入らないと思うけど、先週もダメだったからしっかりアプローチを練習しないと」と語った。
ラウンド前には今季のメジャーチャンピオンや前年覇者のネリー・コルダ(米国)とともに会見に出席し、海外メディアからも取材を受けた。コース内にある看板にも登場するなど、注目度は高い。「1試合目(全英)でかなりインパクトを与えてしまっているので、それだけ他の国の方に知っていただけるのはうれしいですね」と話した。
試合に向けて「レベルの高い選手ばかりで、そういう中で戦えるのはいい経験。これから自分が米ツアーに行くとなった時のためにも、こういう経験ができる環境をいただけてありがたい。課題はグリーン周り。(今週は)トップ10以内に入りたい。予選落ちもないし、4日間しっかり初日から攻めていきたい」と意気込んだ。