◆男子シニアプロゴルフツアー 富士フイルム選手権 開幕前日(6日、茨城・江戸崎CC=7070ヤード、パー72)
開幕前日に大会会場内で、昨年大会覇者のバリー・レーン(59)=英国=、伊沢利光(51)=フリー=、深掘圭一郎(51)=ラテール・エンタプライズ=、松井功・大会名誉会長(78)が会場内で記者会見を開催した。
昨年よりも全長が79ヤード伸びて7070ヤード、パー72となった。松井大会名誉会長は「(賞金ランク1位の)マークセンたちは、レギュラーと遜色の無い飛距離が出ている。370、380ヤードのパー4で戦ってもギャラリーは喜ばない。今回から3ホール距離を長くしました」と距離が延びた経緯を説明した。連覇を狙うレーンは「去年とコースは少し違う。距離も伸びてフェアウェーも軟らかい。飛ばすのが大事かな」と警戒した。
前戦の福岡シニアオープンで、待望のシニア初優勝を飾った伊沢は「(2戦連続優勝は)ツアーでみると数%。消費税(8%)以下しかないかなと思うが昨日、今日とラウンドしてみて引き続き調子は悪くはない。優勝争いできるように頑張りたいですね。フェアウェーをしっかりキープして、第2打で良いラインにつけていきたい」と2戦連続Vへ意気込んだ。
シニアルーキーの深掘は「1996年にここでのレギュラーツアーで初めて優勝争いをした。縁のあるコース。富士フイルムシニアは、シニアツアーの中でも印象深い大会でした。ヤーデージ以上に距離は長く感じますが、2ケタアンダーを目指して頑張りたいですね」とシニア初Vへの意欲をたぎらせた。
賞金総額7000万円、優勝賞金1400万円の高額賞金大会だ。7日から予選カットなしで3日間、69選手が参加して開かれる。今季のシニアツアーも残り3試合。賞金ランク1位のタイのプラヤド・マークセン(53)=SINGHA=が今大会で勝てば、ツアー史上最長に並ぶ4年連続の賞金王も決定する。