石川遼、通算12オーバーで予選落ち「内容と結果が一致するのを待つしか無い」


6番でティーショットを左に曲げ、富士山を背に林の中に向かう石川遼

6番でティーショットを左に曲げ、富士山を背に林の中に向かう石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第2日(15日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 紅葉が色づき、美しく雪化粧した富士山の麓で、2010年&12年大会王者の石川遼選手会長(28)=カシオ=は74位で出て2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算12オーバーの79位で2戦連続の予選落ちとなった。

 「スコアは悪いですけど、、まずは内容。ゆっくりやりたいと思います。昨日から一貫してやっていることは一緒なんですけど、よくなってくる過程では仕方ないことだと思うので。良い時もあれば悪い時もあると思って。あんまり焦っても意味がない」と、報道陣の前で現実を受け止めた。

 465ヤードの1番パー4は、右ラフからの第2打が、グリーン右手前のバンカーで目玉のような状態となってボギー発進となった。3番パー5でバーディーを奪うも5番パー4で、1メートルのパーパットがカップにけられてボギー。510ヤードの6番パー4はドライバーショットを左の林に入れて、ボギーとなった。

 「(6番の第1打は)自分の中では90点くらいのショット。フェアウェー左くらいかなと思ったのが(林の中へ)抜けちゃう。ドライバーもそうですし、アイアンもそんなに悪くなかったので。1打、1打は良くなってきていて、内容と結果がマッチするのを待つしかない。まずは、自分のできることをしっかり地に足をつけてやるしかない」と、石川は胸の内を明かした。

 予選ラウンド2日間の平均飛距離は304・50ヤードで全体1位。「自分にとっては良い材料」とうなずいた。賞金ランク1位の今平周吾(27)=フリー=とは約3865万円差の賞金ランク3位だ。残り3戦で、逆転で10年ぶりの賞金王返り咲きを目指す。

最新のカテゴリー記事