石川遼、2戦連続で予選落ち…1年ぶりの屈辱 賞金王へ暗雲


2番ティーグラウンドで手袋をくわえる石川

2番ティーグラウンドで手袋をくわえる石川

 ◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 第2日(15日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 10年&12年大会王者の石川遼(28)=カシオ=は74位で出て2バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの75で回り、通算12オーバーの79位で、1年ぶりに2戦連続の予選落ちとなった。同組対決した賞金ランク1位の今平周吾(27)=フリー=は46位で予選を突破。石川の10年ぶりの賞金王返り咲きに暗雲が立ちこめた。ツアー初優勝を狙う正岡竜二(36)=グランデュール=、09年全米プロ覇者のY・E・ヤン(47)=NOW ON=が6アンダーの首位。

 石川はショット、パットがかみ合わず、日本ツアー5ラウンド連続となるオーバーパーの75。1年ぶりに2戦連続の予選落ちとなったが、「良い時もあれば悪い時もある。1打、1打の内容はよくなってきている。まずは、自分のできることをしっかり地に足をつけてやるしかない」と淡々と受け止めた。

 6番で、会心のドライバーショットが左林へ入ってボギー。「自分の中では90点くらいのショット。フェアウェー左かなと思った」と説明した。ツアー屈指の高速グリーンにも手を焼き計32パット。それでも2日間の平均飛距離は304・50ヤードで全体1位だ。

 「自分にとってはいい材料。内容と結果がマッチするのを待つしかない」と石川。次週21日開幕のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)から残り3戦で、逆転での賞金王を狙う。

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