◆男子プロゴルフツアーダンロップ・フェニックス第1日(21日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71)
14年大会覇者の松山英樹(27)=LEXUS=は5アンダー、66で2打差3位で発進した。ツアー1勝の張棟圭(31)=韓国=が7アンダーの単独首位。
強風の中で松山が好パットを連発した。出だしの10番で5メートル、11番で7メートルを沈めて連続バーディー発進すると、17番の第3打は直角に7メートルフックするラインを読み、パーで切り抜けガッツポーズ。後半も伸ばし一時は首位に立った。今大会は8度目の出場で、大会初日自己最少スコアを更新する66。2打差の3位に、「(パターは)たまたま入ったのがいっぱいあった。結果が出てよかった」と語った。
得意のアイアンショットも光った。16番で第2打をピン奥1メートル半にピタリと寄せると、観客は大喜び。プロ入り後は初の同組で回った昨季の日本ツアー賞金王・今平を、「ショットはすごいな~。同じようなショットは打てない」と、感嘆させた。
10月のZOZOチャンピオンシップでは優勝したタイガー・ウッズ(米国)に3打差の2位も、日本のエースとして孤軍奮闘する姿が感動を呼んだ。この日同組で回ったチャンプは、「日本のウッズのよう」と人気、実力を高く評価する。声援を一身に浴び、ラウンド後は約50人のファンにサインして応えた。開幕前から「ここでまた勝ちたい」と意気込み、ウッズに並ぶ大会2勝目を見据えている。(宮下 京香)