渋野日向子「応援してくれる人のために」「1年の集大成」 ツアー最終戦へコース入り


12番、ティーグラウンドで笑みをみせる渋野日向子

12番、ティーグラウンドで笑みをみせる渋野日向子

 ◆女子プロゴルフツアーメジャー最終戦 LPGAツアー選手権リコー杯指定練習日(26日、宮崎CC=6535ヤード、パー72)

 女子プロゴルフツアーのメジャー最終戦、LPGAツアー選手権リコー杯は28日から4日間、宮崎CCで開催される。前週の大王製紙エリエールレディスを制した賞金ランク3位の渋野日向子(21)=RSK山陽放送=は26日、コース入りし、逆転での賞金女王の座を懸けた最終戦へ調整した。ショット練習を終えた後、10番から9ホールの練習ラウンド。青木翔コーチ、エースキャディーの定由早織氏と約2時間20分かけて、初めて回るコースを細部まで確認した。「グリーンを外したら難しいかな。(ラインは)なかなか読みにくいのはあるけど、(パットは)強気の方が入ってくれた。結局強気で打たないといけない」と感触を語った。

 24日夜に愛媛から車とフェリーで約6時間半の大移動をしたばかりだが、25日午後には車で2時間半かけて県北にあるパワースポット・高千穂峡へ出かけた。人生初のボートこぎにも挑戦し「すんごいボートは難しかった」。峡内は約1キロの遊歩道があり、歩いても回れるが「ボートをこいででは寒いではないけど、ひんやりしてキヨキヨしく(=すがすがしい)なりました」と自然のマイナスイオンに癒やされ、パワーを注入した。

 最終戦で優勝し、逆転で決めた賞金女王は、1988年のツアー施行以降では、2008年の古閑美保など過去には3例。賞金ランクトップの鈴木愛とは約1511万円差。優勝して、鈴木が2位タイ以下であれば、逆転で女王となる。「まだあんまり考えないようにしている。応援してくれる人のために1年の集大成にしたい」と力を込めた。

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