今平周吾、東京五輪開催コースは実家から15分「絶対出たい」…報知プロスポーツ大賞表彰式


2年連続の大賞受賞となった今平周吾(カメラ・生澤 英里香)

2年連続の大賞受賞となった今平周吾(カメラ・生澤 英里香)

 報知新聞社制定「2019報知プロスポーツ大賞」の表彰式が23日、都内で行われた。男子ゴルフ部門で2年連続受賞の今平周吾(27)=フリー=は「こういう場が苦手なので緊張してますけど、こういう賞を取れてうれしいです」とほほえんだ。

 1973年の国内ツアー制施行後5人目となる2年連続賞金王。男子ゴルフ部門の2年連続受賞は青木功、尾崎将司、中嶋常幸、片山晋呉、石川遼に続く6人目の快挙だ。今季出場全25戦での予選通過については、渋野から「これは本当にすごいこと。私は3回(予選落ちを)しました。1打で変わるし1試合で変わる。1年を通して予選落ちがないのはすごいことなので、私は来年そこをがんばりたい」と称賛されると、今平も「3ツアーズで一緒に回らせてもらったんですけど、パターがすごくうまかったです」と返し、互いに褒め合った。

 国内男子屈指のショットメーカーは、小柄ながら抜群の安定感で16度のトップ10入り。10月のブリヂストンオープンで2連覇を達成し、11月のダンロップフェニックスでは、初のシーズン複数回Vとなる2勝目&通算4勝目をつかんだ。年間獲得賞金は自己最高の1億6804万9312円。27歳67日での2年連続賞金王は、尾崎将司を抜くツアー史上最年少記録となった。

 来年の目標は今季を上回るシーズン3勝と東京五輪出場。「代表が決まる6月まで世界ランキングを挙げたい」。五輪会場の霞ケ関CCは「実家から15分のところなので。絶対に出たい」と今平。“ホーム中のホーム”の利を生かし3年連続賞金王とメダル奪取に意欲を見せていた。

 ◆今平 周吾(いまひら・しゅうご)1992年10月2日、埼玉・入間市生まれ。27歳。9歳でゴルフを始め、2008年の日本ジュニアでは松山英樹との最終日最終組対決を制して優勝。埼玉栄高を中退後、米IMGアカデミーで2年間武者修行。09年全米ジュニア8強。11年にプロ転向して14年に下部ツアー賞金王。ツアー通算4勝。165センチ、67キロ。家族は両親と姉。

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