女子プロゴルフで昨年8月のメジャー、AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(21)が24日、地元の岡山東税務署で一日署長を務めた。今年からより幅広い年齢層が利用しやすくなるように、リニューアルされたスマートフォンを使用しての確定申告を体験し「思ったよりもすごい簡単だったので、これだったらいろいろな人ができると思う」とうなずいた。
昨季は国内メジャー・ワールドレディスサロンパスカップで初優勝を飾ると、同8月には全英女子を初制覇。日米5勝を挙げ、賞金総額は2億円を超えた。昨年は一人で資料を見ながらこなしていた確定申告も、今年は税理士の手を借りながら行っていると言う。「かなり大変ですね。まあ、億超えてしまっているので、手がつけられない…。どうしたらいいのか、分からない状況だったので、税理士さんに頼みました。税理士さんと一緒に頑張ってやっているところですけど、なかなか…」と苦戦している様子だった。
今季は2月の米ツアー・ホンダLPGA(タイ・サイアムCC)で開幕を迎える。今月下旬からタイで青木翔コーチの指導の下、“地獄合宿”を敢行し、調整を重ねていく。今夏の東京五輪代表入りを目標に掲げており「合宿でしっかり調整して、五輪(代表)に選ばれるように(代表が決まる)6月末まで頑張って、選ばれたらいい成績を残せるように」と力を込めた。