畑岡奈紗、バーディー連発で2位浮上「いい流れ」


畑岡奈紗

畑岡奈紗

 ◆米女子プロゴルフツアー第2戦 ゲインブリッジLPGA第3日(25日、米フロリダ州ボカ・リオGC)

 首位と2打差3位から出た畑岡奈紗(21)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算13アンダーで2打差2位に浮上した。米ツアーデビューの河本結(21)=リコー=は69で19位から6アンダー16位に上昇。横峯さくら(34)=エプソン=は73でイーブンパー49位。67のマデレーネ・サグストロム(スウェーデン)が15アンダーで首位を守った。

 日本のエース・畑岡が東京五輪イヤーに入り好調を持続している。3番で7メートルを沈めて初バーディーを奪うと、5番まで3連続でスコアを伸ばした。15番でも13メートルのイーグルパットをピンそばに寄せるなど好パットを連発。前週の2位に続いて優勝圏内で最終日を迎え、「あれくらいの距離が入ると、すごいいい流れがつくれる」と、うなずいた。

 前週の開幕戦、ダイヤモンドリゾーツ・チャンピオンズは月曜日決戦のプレーオフ7ホール目まで勝負がもつれ、ガビー・ロペス(メキシコ)に惜敗し2位。悔しさとともに、「開幕からこれだけいいスタートが切れるとは思わなかった」と、手応えも得ていた。

 五輪への思いは人一倍だ。世界ランクは日本人トップの5位。6月末に決まる代表入りへ、同11位の渋野日向子(21)、同15位の鈴木愛(25)とともに出場圏内につけている。野球で日本代表候補の巨人・坂本勇人内野手(31)の大ファンで、昨年8月9日“野球の日”には東京ドームで観戦。坂本とは面識もあり、渡米前には「私もほかの競技の方みたいに、五輪は大きな目標」と、強い思いを口にしていた。

 2打差を逆転すれば、米ツアーでは昨年3月の起亜クラシック以来、約1年ぶりの米通算4勝目。「しっかりスコアを伸ばしたい。20アンダーを目指して頑張りたい」と、自らにハッパをかけた。

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