女子ゴルフ・西村優菜、ミレニアム世代の星へ プロデビュー先延ばしも前向き「いい準備期間」…本紙インタビュー


ルーキーイヤーの抱負を笑顔で語った西村優菜

ルーキーイヤーの抱負を笑顔で語った西村優菜

 女子ゴルフで、昨年のプロテストを2位で通過した西村優菜(19)=フリー=が、13日までにスポーツ報知のインタビューに応じた。国内ツアーが初戦から11試合連続で中止となる中、ルーキーイヤー開幕を待ちわびる日々。期待される「ミレニアム世代」(2000年度生まれ)の一角が、現在の取り組みや、将来の夢について語った。(取材・構成=筒井 琴美)

 プロデビューの先延ばしが続き、なかなかルーキーイヤーの幕は開かないが、西村は前向きだ。

 「いつ始まるのか分からなくて、少し難しいところもあるんですけど、いい準備期間だと自分に言い聞かせてポジティブに捉えるようにはしています。アプローチがずっと課題だったので、練習量を増やしてコースに行っても自信を持って打てるように、というのをテーマにやっています」

 アマ時代から同じ「ミレニアム世代」の古江彩佳、安田祐香、吉田優利らとナショナルチームに所属し、世界を舞台に戦ってきた。ツアーにも早くから参戦し、昨年は9戦中トップ10入り2回。昨年のプロテストも2位で通過、QT(予選会)でも21位に入り今季の前半戦の出場権を手にしている。150センチと小柄ながら、パワフルで安定したプレーの裏には、同世代から得る刺激があった。

 「みんな本当に上手なので学べるところがありますし、お互いに良い刺激をし合いながら切磋琢磨(せっさたくま)できているので、良い関係なのかな。戦友って感じですよね」

 特に同じ関西出身で、小さい頃から知る古江、安田とはプライベートでも仲が良い。昨年は3人で古江、安田の母校・滝川二高(兵庫)の学園祭に行った。

 「私が自分の高校の学園祭に1回も行けなかったんです。それで『行きたい』って言って。3人で出かけるのもなかなかできていなかったですが、プロでも同級生がたくさんいるっていうのはすごく心強いです」

 開幕に向け拠点を置く兵庫・花屋敷GCよかわCと大阪の実家を行き来しながら練習に励む毎日だが、たっぷりの睡眠でリフレッシュしている。

 「昼寝は大好きです。休みの日は寝るって決めて夜の12時前に寝て、お昼の12時に起きることもあります。12時間も寝てますね、やばい!(笑い)」

 “推しメン”についても話してくれた。

 「GENERATIONSが好きで、中でも白濱亜嵐さんのファンです。去年初めてドームツアーに行って、大興奮でした。アップテンポな曲が多いのも良いですし、何よりかっこいい。白濱さんは男らしいところがかっこいいです」

 プロで活躍したら、憧れの人に対面できるチャンスがあるかも…?

 「なかなか会える機会はないでしょうけど…。相当頑張らないとダメですね(笑い)」

 好きな言葉は「日々成長」。試合のたびに反省だけでなく、良かったところもノートに書き込み、パワーアップの糧にする。

 「昨日より成長していないといけないと思っています。日々成長できているかなってことは毎日確認しますし、常に自分に言い聞かせてやっています。良かったところもノートに書くようになって、前向きに捉えられるようになりました。悪い中でも、ここは良かったとか」

 インタビュー中も持ち味のキラキラした笑顔を絶やさない。その笑顔をたくさんの人に届けるため、大きな目標に向けて進んでいく。

 「今年はシード権を取って、最後の(LPGAツアー選手権)リコー杯出場が目標です。楽しくプレーして、ゴルフの楽しさや魅力をいろんな方に届けられたらいいなと。将来の目標は海外メジャーで優勝すること。米ツアーには早いうちから行きたいので、26~27歳で実現させたい。開幕まで日々成長して、ステップアップしていけるような準備ができたらと思っています」

(政府による緊急事態宣言発令前に取材)

 ◆西村 優菜(にしむら・ゆな)

 ▽生まれとサイズ 2000年8月4日、堺市生まれ。19歳。150センチ。家族は両親と姉と弟

 ▽戦歴 5歳からゴルフをはじめ、2015年大阪府中学校ゴルフ2位など頭角を現す。大商大高1年時にツアーデビュー戦となった16年日本女子オープンで6位と大健闘。17年からナショナルチーム入り。昨年は大東建託・いい部屋ネットレディスでの8位が最高

 ▽得意クラブ 9アイアン

 ▽憧れの選手 宮里藍さん、イ・ボミ

 ▽試合前のルーチン アゲアゲの音楽を聴くこと。「(試合に向かう)車の中では絶対かかっています。朝はアップテンポな曲が多いかも」

 ▽髪の色 高校卒業後に茶色に染めると、父から「チャラい」とお叱り…。だが、本人は「気にしていない」と茶髪を貫く

 ▽初賞金の使い道 ブランド物の化粧品かバッグが候補。「考えるのも楽しい」

 ◆ミレニアム世代 女子ゴルフで逸材がそろう2000年度生まれ。昨年のアジア女子アマ優勝&オーガスタ女子アマ3位の安田祐香を筆頭に、富士通レディースで優勝した古江彩佳、18年日本ジュニア&日本女子アマ2冠の吉田優利、米ツアーに参戦の山口すず夏ら。2学年上の黄金世代は日米8勝の畑岡奈紗、渋野日向子ら。プロ野球では1980年度生まれの松坂世代が有名。

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