熊本出身・上田桃子 2位に敗れた3年前のバンテリンレディス映像に「酷でした」と苦笑い


上田桃子

上田桃子

 女子ゴルフの特別番組「KKT杯バンテリンレディス特別版~STAY HOME! ENJOY GOLF!~」(午後3時~4時25分)が19日、日本テレビ系で放送された。

 KKT杯バンテリンレディス(熊本空港CC)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていた。番組には、熊本県出身の上田桃子(33)=フリー=が、有村智恵(32)、渋野日向子(21)とともにリモート出演した。

 上田は「最近は料理にはまっています。高校時代から母と一緒に台所に立つことはなかったけど、そういう時間を楽しんでいます」と明かした。

 番組内では、熊本地震の影響で中止となった2016年大会から1年(当時)となった、17年大会のもようをプレーバック。最終日18番ホールでリードを追いつかれ、西山ゆかりにプレーオフで敗れ2位となった自身の姿が映像で流れ、「酷でした、この10分くらい(苦笑)。熊本の皆さんに、恥ずかしい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいでした」と振り返った。

 だが、約1か月後の中京テレビ・ブリヂストンレディスで3季ぶりの復活優勝。昨年も2勝を挙げ、ベテラン健在を示している。「県民の方は(地震から)立ち直って前を向いている方が多かったので、私たちは熊本の方たちの姿を見て、なおさら頑張らないと、とエネルギーをもらった」と心境を振り返り、「今回のコロナの状況も(被災後に)似ていると思うけど、きつい(状況を乗り越えた)後にアスリートが皆さんに伝えられることはたくさんある。しっかりエネルギーを蓄えて、苦しいことの先にいろんなことを与えられたら」と前向きに話した。

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