米女子プロゴルフ協会(LPGA)は20日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で米女子ツアーの中止、延期が続く状況を踏まえ、2020年シーズンの出場資格を21年シーズンに持ち越すことを発表した。これに伴い、12月に予定していた来季の出場権を懸けた予選会の中止も発表した。予選会には、昨年のAIG全英女子オープン優勝の渋野日向子(21)=サントリー=が参戦予定だった。
LPGAのマイク・ワン会長は「今季はいつからプレーできるのか、渡航制限がどうなるのか正確には分からない。今年、コロナの影響は全ての選手に及んでいるが、選手のキャリアに影響しないようにするのが正しいことだ」とコメントした。今季の試合で現状より上の資格を得ない限り、その資格は来季も保持されることとなる。
下部のシメトラツアーに関しては、今季8試合以上消化できれば、上位5人に来季のレギュラーツアー出場権を付与するとした。
米女子ツアーは最短で7月23~26日のマラソン・クラシック(オハイオ州)での再開を目指している。また、LPGAは10月第1週に予定していたメイヤークラシックを中止とし、7月末から行う予定だったショップライトクラシックを10月第1週に延期することも発表した。