女子ゴルフの上田桃子(33)=フリー=が3日、リモートによる合同会見を行った。ヨネックスレディスの前年覇者として1年前を振り返り、「まさか自分が一番、優勝できるとは思っていなかった。(初日1番でトリプルボギーで)スタートホールでOBを打ったのも初めてで、すごく印象に残っている」と語った。
この日は、6月25~28日のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズCC)を無観客開催で行うことが発表された。ようやく開幕が決まり、「率直にうれしい。ずっと開幕したいと思っていた。家にこれだけいたのは高校生以来で、試合をやることの方が自分の中で日常だった。やっと日常に戻れる」と感想を述べた。
3月から地元・熊本で調整を続ける。「こういう状況での開催の決断は簡単なことではなかったと思う」と感謝を示した上で「準備してきたことを、試合で出せるワクワク感がある。一つの大会をきっかけに少しずつ開催できる大会が増えてほしい」と希望した。
喜びの一方で不安もある。「人が集まるということは、リスクは確実に上がる。自分自身を含めて不安はありますが、大会を開催していただくことはうれしい。どれだけ一人一人が自覚を持って、感染しないように、検温、体調管理などを共有しながら一つの大会を成功させていけるか。ここでずっとストップしているわけにもいかない。日本のツアーもいい指標になれば」と思いを込めた。