渋野日向子が開幕戦アース・モンダミンカップへ「久しぶりで緊張している。どうやってプレーしとったかな」


渋野日向子

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 女子ゴルフの渋野日向子(21)=サントリー=が15日、リモート合同会見に臨んだ。ツアーは6月25~28日のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズ)で無観客で開幕する。

 渋野は「(この期間は)地元でずっと練習をしていて、課題のアプローチを重点的にやっていた。(毎日)4~500球打ってました。(斉藤トレーナーとトレーニングして)見た目は大きくなったかな。去年より体重も増えて、飛距離も10ヤードアップした。体重は3、4キロ増えた。(おうち時間では)料理にも挑戦した。ワンちゃんを飼い始めたのと、ゲームをしていました。(試合中止が相次ぎ)こういう状況なので仕方ない。まだレベルアップできると前向きに捉えていた。(アース・モンダミンカップの)2週間前で、久しぶりなのでちょっと緊張している。どうやってプレーしとったかなって。あと1週間は変わらず練習をしっかりして、100%準備ができたと言われる状況で迎えたい。目標は予選通過です」と話した。

 ◆渋野の2020年、これまでの歩み

 ▼1月14日 サントリーと所属契約 国内女子史上最高額となる3年総額3億円(推定)の大型契約を結ぶ。会見には同社所属の先輩、日米通算24勝の宮里藍さんも同席。「サントリー所属の渋野日向子です。契約の話をいただいた時はすごく光栄でした。藍さんのようになりたい」

 ▼2月10日 アジア遠征が中止 新型コロナウイルスの影響でタイ、シンガポールの米ツアー2戦が中止。「楽しみにしていた大会が中止になり、とても残念」

 ▼2月22日 ラグビー初観戦 トップリーグの試合を初観戦し、サントリーの勝利に興奮。試合後にはロッカールームを訪れた。「ラグビーを見てすごくいい刺激をもらいました」

 ▼2月28日 国内開幕戦が中止 ダイキンオーキッドレディスが当初の無観客試合から一転、中止に。「非常に残念ですが、トーナメントの再開に備えて、しっかりと調整を続けたい」

 ▼4月中旬 五輪延期語る テレビ番組で1年延期された東京五輪について「やるべきことは変わらない。来年と決まっているので、それに向けて一試合一試合が大事。出られるように頑張りたい」と初めて言及。

 ▼5月12日 初優勝から1年 昨年の国内メジャー・ワールドレディスサロンパスカップで涙の大会最年少優勝。「この1年は早かった。あっという間でした」

 ▼5月20日 米予選会が中止に 米女子プロゴルフ協会(LPGA)が来季ツアーの出場資格を争う予選会を行わないと発表。渋野は12月の最終予選会を経て、来季の米女子ツアーを目指す意向を表明していた。

 ◆渋野 日向子(しぶの・ひなこ)1998年11月15日、岡山市生まれ。21歳。岡山・作陽高卒業後、2018年7月に2度目のプロテストで合格。19年からレギュラーツアーに本格参戦し、国内4勝で賞金ランク2位。昨年8月にはAIG全英女子オープンで海外メジャー制覇。165センチ、62キロ。家族は両親と姉、妹。

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