渋野日向子、おうち時間で料理に苦戦―「母の愛」知る


豪快にティーショットを放つ渋野

豪快にティーショットを放つ渋野

 女子ゴルフで日米5勝の渋野日向子(21)=サントリー=が、国内ツアー今季初戦のアース・モンダミンカップ(25~28日、千葉・カメリアヒルズCC)で、進化した“ニューしぶこ”を披露する。15日にリモートで会見し、オフの期間にトレーニングとアプローチ練習を重点的に行い、昨季より「体重3~4キロ増&飛距離10ヤードアップ」したことを明かした。開催可否が近日中に決まる予定のAIG全英女子オープン(8月)連覇にも意欲を見せた。

 ◆しぶこに聞く

 ―自粛期間の「おうち時間」では何を。

 「料理にも挑戦した。ミートスパゲティとほうれん草のおひたし。母の大変さが分かった。ワンちゃん(シェパード犬)を飼い始めて、癒やされていました。ゲーム(あつまれ どうぶつの森)もしていた」

 ―12月に予定していた米ツアー予選会が中止。

 「青木コーチらと相談したい。悔いのないスケジュールの決め方を」

 ―東京五輪は延期に。

 「(その間に)世界ランクを上げられるし、やることはたくさんあります」

 ―無観客試合が多くなりそうだが。

 「去年のスタンレーレディスでハーフだけ経験した。フェアウェーに行ったかどうかも分からない。バーディーを取った時も、(声援も)何もない。気持ち的にはさみしい」

 ◆今年の渋野の歩み◆

 ▼1月14日 サントリーと国内女子史上最高額となる3年総額3億円(推定)の所属契約を結ぶ。

「契約の話をいただいた時はすごく光栄でした。宮里藍さんのようになりたい」

 ▼2月10日 新型コロナウイルスの影響でタイ、シンガポールの米ツアー2戦が中止。

「楽しみにしていた大会が中止になり、とても残念」

 ▼同28日 国内開幕戦のダイキンオーキッドレディスが中止。

「トーナメント再開に備え、しっかり調整を続けたい」

 ▼3月中旬 4月に予定していたメジャー・ANAインスピレーションに向け、入国制限がかかることを想定して緊急渡米。試合延期となり、約10日間、米国で調整。

 ▼4月 テレビの特番で1年延期された東京五輪について。

「やるべきことは変わらない。来年に向けて一試合一試合が大事。出られるように頑張りたい」

 ▼5月20日 米女子プロ協会がツアーの出場権を争う予選会(12月)の中止を発表。来季米ツアー参戦のプランが白紙になった。

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