片山晋呉、コロナ渦の医療機関を訪れた経験明かす「想像を絶する現場。スタッフは大変な思いをして日々やってくれている」


10番、ティーショットを放つ片山晋呉

10番、ティーショットを放つ片山晋呉

 ◆医療従事者支援チャリティーゴルフカップ supported by ELECOM 最終日(17日、兵庫・よみうりCC、賞金総額1200万円(男女600万円ずつ)、優勝賞金120万円)

 医療従事者を支援するためのチャリティーカップが16日から2日間、兵庫・よみうりCCで無観客で行われ、ツアー通算31勝の片山晋呉(47)=イーグルポイントGC=ら多くのプロが参加した。片山は初日、2日目とも「69」をマークし、男子の部8位だった。

 男子ツアーは開幕時期がまだ決まっていない中、久しぶりの大きな大会に「緊張感があって久々の感覚かなって。やっぱいいですね」と充実感を見せた。ツアーの開幕延期については「しょうがないしかない」と話したが、この自粛期間中も週5~6日は練習を続けてきたという。また空いた時間をうまく利用して、今年から開始したYouTubeでも多くの動画をアップし「やってきたものをこれから出していこうと思っていたので、そういう意味でも(時間ができたのは)良かったのかな」と振り返った。

 試合がない間には、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた医療機関にも訪れる機会もあったといい「想像を絶する現場でした。24時間体制でしょうし、ああいう方々がいらっしゃるから抑えられている。仲の良い方でも重篤までいった人が1人いるんですが、(医療のおかげで)助かった話も聞いている。スタッフの方々は大変な思いをして、日々やってくれているんだなと思います」と感謝の思いを口にした。これまで個人的にも医療機関などへの支援は行ってきたそうだが「こうやって公の場でできることがあればさらに協力していきたい」と力を込めた。

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