畑岡奈紗、自粛期間中は卓球トレでコンディション維持「家では祖母がうまい。真っすぐ打ち返す」


6番グリーンで笑顔を見せる畑岡奈紗(ゲッティイメージズ/JLPGA提供)

6番グリーンで笑顔を見せる畑岡奈紗(ゲッティイメージズ/JLPGA提供)

 国内女子プロゴルフツアー今季初戦のアース・モンダミンカップは25日から4日間、千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で無観客で開催される。世界ランク4位の畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が24日、リモート会見に応じた。日本での出場は昨年11月のTOTOジャパンクラシック以来となる。

 畑岡は「試合をするのは(1月の米ツアー以来)5か月ぶり。アース製薬さんが開催してくださり、ありがたい。プレーするのが楽しみ。練習ラウンドはいつも通りできました。万全の態勢で感染症も予防しながらできています」と感謝を述べた。

 大会は初出場となるが、「たくさんバーディーを取って上位争いができるように頑張りたい。各ホールごとに距離の差がある。短いところでチャンスを作ってリズムを作ることが大事になる。ティーショットをフェアウェーに運ばないと、チャンスにつけられない。ショットの方がメインになる。風向きも変わるので、キャディーさんと話しながらやりたい」と分析。「状態は70%。4日間あるので徐々に良くなってくれば」と見据えた。

 3月下旬から茨城の実家に滞在し、調整を続けてきた。コロナ禍による自粛期間中は「家で練習が多かった。週に1、2回コースで練習できる時はしていた」と振り返った。ゴルフ以外では愛犬と遊んだり、家族と卓球を楽しんでいたそうで「卓球台を買って、家族でやっていました。米国でもホテルや広場にあった時には母とたまにやっていた。結構楽しいなと思って、家でできることで体を動かせることが卓球だった。家族では意外と、おばあちゃんがうまいです。左右に振ると、もう70歳を過ぎているので取れないんですけど、真っすぐ打ち返してくる。一番うまい。私は2番か3番」と笑顔で話した。

 主戦場とする米ツアーは7月末からの2戦しか開催が確定していないため、渡米時期は「まだ決めていない」という。8月下旬に行われるAIG全英女子オープンの開催が決まった場合には「米国に渡って調整する」と話した。9月にはANAインスピレーション、昨年優勝した日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯と日米のメジャーが重なるが「ANAと重なっていたりして、スケジュールが組みにくい。米国の方ができるのであれば米のメジャーに出ることになると思います」と明かした。

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