国内女子プロゴルフツアー今季初戦のアース・モンダミンカップは25日から4日間、千葉・カメリアヒルズCC(6622ヤード、パー72)で無観客で開催される。日本ツアー通算1勝で、今季から米ツアーを主戦とする河本結(21)=リコー=が24日、練習ラウンドを行った後にリモート会見に応じた。
河本は「会場に来て雰囲気を味わうと、何ともいい表せない。幸せと言うか…試合の雰囲気にすごく感動している。みんなに会う機会もなかったので、先輩プロや同級生に会えてうれしい。試合のピリピリっとした雰囲気がすごい心地いい」と胸を躍らせた。約4か月ぶりの実戦となる国内ツアー開幕に向けては「ご尽力いただいた方への感謝の気持ちを胸に、画面上になってしまうけど、皆さんに元気と感動を届けられるよう、精いっぱいプレーしたい」と意気込んだ。
会場入りして、同い年の1998年度生まれ「黄金世代」の仲間とも久々の再会を果たした。ともに米ツアーを主戦に戦う世界ランク4位の畑岡奈紗(21)とは米ツアーについての話をした。「同期のみんなとは『久しぶりだね』と、お互い元気だったかというのを確認をし合った。なっさー(畑岡)とはこの先の米国や試合はどうなっていくかなどを話しました」とうれしそうに語った。
コロナ禍で米ツアーは2月中旬に中断した。河本は1月のデビュー戦を含む3試合に出場した後、帰国して国内で調整してきた。調整期間ができたことで、今シーズン終了後のオフに取り組む予定だったスイング改造などにも着手した。「もともとフェードヒッターだったけど、ドローも打てる質のいいスイングに変わったと思う。球を強く押せて、高い球も楽に打てるようになった」。コースマネジメントも改めて学び直し、米ツアー3戦を終えて「必要」だと感じた“対応力”を磨いてきた。「しっかり準備できました」とうなずいた。
米ツアーは7月31日開幕の新規大会のドライブ・オン選手権(米オハイオ州)で、無観客で再開する予定だ。河本は7月中旬に渡米し、再開1戦目から出場予定だと明かした。