渋野日向子は痛恨の2ペナで59位 日没後もプレーして第1R全員ホールアウト


渋野日向子(Getty Images/JLPGA)

渋野日向子(Getty Images/JLPGA)

 ◇日本女子プロゴルフツアーアース・モンダミンカップ 第1日(25日、千葉・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72)

 約3か月遅れの待望の開幕戦に出場144選手が72人ずつ午前組、午後組に分かれてプレー。降雨によるコースコンディション不良による影響で1時間遅れの午前8時に第1組がスタートした。午前10時6分に降雨によるコースコンディション不良のため中断。同10時40分に再開。試合進行は大幅に遅れたが、午後組の最終組は日没後、約5分間、プレーして全選手がホールアウトした。

 浜田茉優(24)=伊藤園=、宮崎乙実(24)=フリー=、笹生優花(19)=ICTSI=が6アンダーで並び、首位スタート。1打差の4位に葭葉ルミ(27)=富士住建=、上田桃子(34)=フリー=、沖せいら(27)=フリー=が続く。

 昨年のAIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、イーブンパーの59位で初日を終えた。痛恨は5番パー5。第4打8メートルのバーディーパットを1メートル届かず、1メートル残した。渋野の球が同伴競技者の打つライン上にありプレーの妨げになるため、1クラブヘッド分動かした。その後、雨が強くなり、グリーン上に水がたまったため、競技委員がローラーで整備。本来なら第5打を打つ前に球をもとの位置に戻さないといけなかったが、まさかの「マーカーの戻し忘れ」をしてしまった。これにより2罰打のダブルボギーとなった。渋野は人生初という経験に「本当に情けないです。すっかり忘れてしまいました。これからのゴルフ人生、マークを戻さなかったことは絶対に忘れることはないと思う」と悔しげな表情を浮かべた。ペナルティ自体についてもプロ転向後初の経験だった。

 試合会場がある千葉・袖ケ浦市市のこの日の日没時間は午後6時59分。最後の選手がホールアウトしたのは午後7時4分55秒。最終組は薄暗い中のプレーとなったが、全選手がホールアウトし、2020年の開幕戦第1ラウンドが終わった。

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