日本プロゴルフ選手権特別番組のチャリティーマッチは宮里優作&深堀圭一郎組が倉本昌弘&石川遼組に勝利


男子の日本プロゴルフ選手権の特別番組に出演した(左から)宮里優作、深掘圭一郎、石川遼、倉本昌弘(日テレ提供)

男子の日本プロゴルフ選手権の特別番組に出演した(左から)宮里優作、深掘圭一郎、石川遼、倉本昌弘(日テレ提供)

 日本テレビ放送網は5日、新型コロナウイルスの影響で1年延期となった男子ツアーのメジャー、日本プロゴルフ選手権の特別番組「BIRDIE for JAPAN チャリティーマッチ」を全国ネットで1時間25分にわたって放送した。

 大会主催の日本プロゴルフ協会・倉本昌弘会長は番組の冒頭で「(新型コロナの影響で)やむなく今年は断念させた頂きました。来年より良い大会にしていきたい」とあいさつした。

 昨年大会覇者でツアー通算17勝の石川遼、倉本会長、17年賞金王・宮里優作、通算8勝の深堀圭一郎の4人によるスペシャルチャリティーマッチを来年大会開催地の栃木・日光CCで開催した。無観客で雨の降る中、倉本&石川、深堀&宮里の2組に分かれ、10番から18番まで9ホールのスクランブル方式での熱い勝負を繰り広げた。

 両チームは1バーディーで40万円、1イーグルで80万円のチャリティー金獲得を目指した。出だしの10番パー5で、深堀が残り195ヤードからの第2打を1メートルにつけてイーグルを奪取。03年に日光CCで開かれた日本オープンを制した深堀は、16番でも8メートルのバーディーパットを沈めるなど大活躍。計320万円のチャリティー金を稼ぎ、勝利して宮里と笑顔で“エアー肘タッチ”で喜びを分かち合った。

 一方の倉本&石川組は、11番で石川が4メートルのバーディーパットを沈め、右手でガッツポーズを繰り出した。倉本会長は14番で2・5メートルのバーディーパットをねじ込むなど、計160万円のチャリティー金を獲得した。2チーム合わせて480万円のチャリティー金は、全国の医療従事者への支援金として、24時間テレビチャリティー委員会を通じて寄付されるという。

 番組の最後に、出場選手がそれぞれコメントした。宮里は「スポーツを通してチャリティーの輪が広がって、皆さんのお役に立てるように」とうなずいた。深堀は「久々に緊張感のある中でプレーさせて頂いたのは、本当にありがたかった」と感謝した。石川は「また必ずファンの皆さんと一丸となって盛り上がる瞬間が来ると思う。心おきなくハイタッチしたい」などと新型コロナの早期終息を願っていた。

 動画配信サービス「Hulu」で、スタート前インタビューなども含めた地上波で放送されなかった完全版を放送。日テレG+では、7月12日午後4時から初回放送する。

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