新型コロナウイルスの影響でツアー外競技となった、国内男子ゴルフのゴルフパートナー・エキシビショントーナメントが9、10日に茨城・取手国際GC(6766ヤード、パー70)で行われる。ツアー通算17勝の石川遼(28)=カシオ=ら出場選手は8日、会場内で“セルフプレー形式”で練習ラウンドを行った。
国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)はこの日、オンライン会見で大会概要などを発表。新型コロナ感染予防策として、無観客で最小限の約300人による大会運営になる。選手らには検温や問診票の提出を義務づけ、コーチやマネジャー、家族も入場不可。帯同キャディーもなしで全選手がバッグを担ぐか、電動カートを使用してプレーする。石川は「慣れています。ジュニアの時に担いでいたので」と、この日はバッグを担いで練習ラウンドした。
また、JGTOは選手や大会関係者計274人に6日に実施したPCR検査の結果を公表。2人が「検体不足で再検査」となったが、この日の再検査で「陰性」が確認された。大会は96選手が参加し、予選落ちなしの36ホールストロークプレー方式で争う。賞金総額は2000万円(優勝賞金360万円)で、インターネット放送での生中継を行う。(榎本 友一)