渋野日向子、米ツアー転戦 20日開幕全英OPから直行 2か月“遠征”


AIG全英女子オープンの後、帰国せず米ツアーを転戦することが分かった渋野日向子

AIG全英女子オープンの後、帰国せず米ツアーを転戦することが分かった渋野日向子

 20日開幕のメジャー、AIG全英女子オープン(ロイヤルトルーンGC)で日本人初の連覇を狙う渋野日向子(21)=サントリー=が大会後、英国から帰国せず、直接米国に移動し、9月のANAインスピレーション(米カリフォルニア州)、10月の全米女子プロ選手権(米ペンシルベニア州)と続くメジャー転戦を決断したことが3日、分かった。

 ゴルフ人生で「5大メジャー制覇」を公言する渋野が2か月に及ぶ“英米遠征”に挑む。7月中に青木翔コーチらチームでミーティングを重ね、最終的に本人が決断を下した。ANAと同週には国内メジャーで今年は地元・岡山開催の日本女子プロ選手権が組まれるが、世界で戦いたいという思いが上回った。

 今月、英国でスコットランド女子オープン&全英の2試合出場後に渡米し、4月から延期となったANAに参戦。その後、米ツアーの3試合は推薦出場やマンデートーナメント受験での本戦出場を模索するという。10月2週目の全米女子プロまで、長期の米国滞在で腕を磨く。

 その間、国内ツアーは日本女子オープンを含むメジャー2試合や、昨年制したデサント東海クラシックなどが欠場となる。現状では帰国後の隔離も想定され、次回の国内出場は11月頃になる見込みだ。現在、世界ランク12位で来年の東京五輪出場圏内に位置する。よりポイントの高い米ツアーで自力出場の15位以内死守を目指す。今週中の渡英を前に、近く渋野自身の口から世界転戦を明かす予定だ。

最新のカテゴリー記事