自主隔離中の石川遼がリモート会見 新コーチとの取り組みに「一貫性を持てるという意味で心強い」


オンライン会見に登場した石川遼(JGTO提供)

オンライン会見に登場した石川遼(JGTO提供)

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)は21日、新型コロナウイルスの影響で開催中止となった男子ツアーの長嶋茂雄招待セガサミーカップ(8月20~23日、北海道・ザ・ノースカントリーGC)の前年覇者・石川遼(28)=カシオ=のオンライン会見を行った。

 石川は今月6~9日の全米プロ選手権(米カリフォルニア州、結果は予選落ち)を終えて帰国し、現在は自主隔離期間となっている。「今は日本にいて自宅待機しています。空港でPCR検査を受けて陰性で、無事帰宅して、この2週間を過ごしている。トレーニングしたり、暑さに慣れなきゃいけないので、ジョギング、ウォーキングをして、体調を万全に保たなきゃなという思いです」

 3月から教わり、全米プロでキャディーを務めた新コーチの田中剛氏については「(最初は)自分から話を聞きたくて、連絡を取りました。一番はスイングのこと。今までずっと父に教わっていたが、ここ数年はアドバイスをもらっていなかった。自分のフィーリングに迷いがある時など、一貫性を持てるという意味でコーチは心強い存在」と話した。スイング面ではこの5か月間、トップをコンパクトにすることに取り組んでいるという。

 昨年のセガサミーカップ優勝を「日本プロ(昨年7月)の優勝が大きかった。1か月半空いた中、いいゴルフができるようにと心掛けた」と振り返った。来年に向けては「開催できるとなれば、全力で優勝目指して頑張りたい」と力を込めた。

 国内ツアーは、9月3~6日のフジサンケイクラシック(山梨・富士桜CC)で8か月ぶりに再開する。9月17~20日の全米オープン(米ニューヨーク州)に出場予定の石川は「時差調整を考えて早めにニューヨークに入ることも。タイトにはなるが、フジサンケイに出場することも視野に入れてスケジュールを考えている」と慎重に話した。また、7月のゴルフパートナープロアマから取り組む、ウェッジ4本体制を今後も継続することを明かした。

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