◆米女子プロゴルフツアー メジャー第1戦 AIG全英女子オープン第3日(22日、英トルーン・ロイヤルトルーンGC)
2年連続10度目出場の上田桃子(34)=フリー=は首位と9打差の52位で出て5バーディー、1ダブルボギーで、今大会日本勢初の60台となる68をマーク。通算5オーバーとした。3年連続出場の畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は10打差の64位から出て75と伸ばせず13オーバー。ツアー通算3勝の野村敏京(27)=フリー=は3打差の9位で出て、14番までに4つスコアを落とし6オーバーとした。
上田は強風のリンクスコースで快調に伸ばした。前半で2つ伸ばすと、折り返しの10番パー4で第2打を3メートルに寄せてバーディー。12番はダブルボギーだったが、16番、17番でも連続で伸ばして68をマーク。「今日はチャンスにつけられた。(タフなコースにも)慣れてきた」とうなずいた。
今大会は7月に豪雨被害を受けた地元・熊本へ、プレーで「気持ちを届けたい」と誓っていた。この日は「いいゴルフしないとテレビに映らないので、1ホールでも映るようにね」と奮起して出た。
今大会の日本勢最年長で経験豊富な34歳は、07年から10度目の出場。08年の7位が自己最高成績で「去年、(渋野)日向子ちゃんが優勝したように日本人にチャンスがある大会だと思っているので、キャリアハイの成績を出したい」と、高みを目指していく。