◆米女子プロゴルフツアー ▽AIG全英女子オープン 最終日(23日、ロイヤルトルーンGC=6632ヤード、パー71、賞金総額450万ドル(約4億7700万円)、優勝67万5000ドル(約7155万円)、参加74人)
首位と17打差の63位から出た畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は英国時間午前8時20分にスタートし、3バーディー、4ボギーの72と伸ばせず、通算14オーバーでホールアウトした。自身3度目の全英を終えて「『最低限、予選を通過して4日間プレーする』という目標を達成できたのは一つ、進歩できた部分ではあるけど、4日間を通してアンダーパーを1日も出せなかったこと、14オーバーという結果はすごい悔しいです」と振り返った。
大会期間中の4日間では最も気候が「穏やかだった」と話す最終Rは、1番パー4でいきなりアクシデントが起こった。第1打でボールに泥がついており、うまくスピンがかからずに左に曲げ、いきなりボギー発進。しかし2番でこの日初バーディーを取ると、名物ホールの8番パー3でも第1打を5メートルにつけてバーディーで伸ばした。この後、17番でも8メートルのバーディーパットを沈めた。だが、11番で5メートルのパーパットを沈めることができずボギー。9番、上がりの18番でもボギーとし、スコアを伸ばすことはできなかった。「アンラッキーがあってボギー発進だったけど、もう少しショットを安定させられれば、チャンスにつけられたと思う。ただ、チャンスについたところでもパットが入らなかったり、惜しい部分はあった」と悔しげに語った。
来年は英国・カーヌスティGCで開催予定で、再びリンクスコースが舞台だ。「課題」としていたリンクスで2戦を終えて「今週でリンクスの嫌なイメージというのは良くなってきた」と手応えもあった。今後は米国に舞台を移し、次週のアーカンソー選手権(28日開幕、米アーカンソー州ピナクルCC)に出場予定。「また来年に向けてリンクスの対処法だったり、残りのシーズンも風が強い週は、今週、ボールの打ち分けなどで学んだことをできればいい」と見据えていた。