石川遼と渋野日向子
新型コロナウイルスの影響で、経済的な損失を受けたゴルフトーナメント業務従事者を支援する基金「トーナメント・プレーヤーズ・ファウンデーション」の最高額５０万円の返礼品のテレビ会議アプリ「ＺＯＯＭ」での１時間対談が、男子ツアー通算１７勝の石川遼（２８）＝カシオ＝と日米女子ツアー５勝の渋野日向子（２１）＝サントリー＝の２人による豪華対談に決まったことがクラウドファンディングサイト「ＲＥＡＤＹ ＦＯＲ」で発表された。入札者（上限５０組）の中から抽選で、１組（５人まで参加可能）が２人との豪華対談に参加できるという。
日本男女ゴルフ界屈指の人気を誇る、２人との超豪華なＺＯＯＭ対談が返礼品に加わった。石川、有村智恵（３２）＝日本ＨＰ＝、女子ツアーのプレーヤーズ委員長・青木瀬令奈（２７）＝マツシマＨＤ＝、男子ツアーの選手会長・時松隆光（２６）＝筑紫ケ丘ＧＣ＝、宮里優作（４０）＝フリー＝が基金の発起人となって、７月２１日に基金の設立とクラウドファンディング開始を発表していた。
クラウドファンディングの返礼品は、１口１０００円から５０万円まで。最高額５０万円の返礼品は、選手がデザインしたオリジナルキャップとオリジナルＴシャツ、オリジナルマスク、発起人５人のサイン入りオリジナルトートバッグ、発起人５人からのお礼の動画、２選手とのＺＯＯＭで１時間の対談（５人まで座談会に参加可能）となっていた。この日までは具体的なＺＯＯＭ対談の組み合わせは未発表だったが、石川と渋野との対談というゴルフファンにとっては、夢のような時間を味わえる返礼品が加わわることとなった。
「ＲＥＤＡＹ ＦＯＲ」でのクラウドファンディングは、今月３１日午後１１時が入札締切となっている。２８日１９時時点で、趣旨に賛同したゴルフファンなどから１８６０万円を越える支援が集まっている。（ｈｔｔｐｓ：／／ｒｅａｄｙｆｏｒ．ｊｐ／ｐｒｏｊｅｃｔｓ／ＧＯＬＦ＿ＦＵＮＤ）
また、自身初の米国遠征中の渋野はこの日、米国内のゴルフ場からゴルフウェア姿で、トーナメント・プレーヤーズ・ファウンデーション基金のＹｏｕＴｕｂｅ動画でファンや支援者らに向けたメッセージを送った。以下全文。
「今回、ＺＯＯＭトークに参加させて頂くことになりました。宜しくお願い致します。（コロナの影響で中止が相次ぐ）世界中がこういう状況なので仕方ないな、と思いながらもやっぱり心の中ではちょっと残念な気持ちもあったりします。
（男女のプロが協力して何かを行う企画について）なかなか男子プロと関わることがないので、こういうので関わらせて頂くことで、色んな発見ができるので今回すごい有り難いなと思いました。
（クラウドファンディング対象者の大会業務従事者に対して）私たちが試合をできているのは、裏方の皆さんや運営の皆さんだったり、本当にたくさんの方に支えられて、試合ができていると思うので。今回、恩返しという形で本当に皆さんにお礼ができたらな、と思います。
（新型コロナの影響で無観客で今年）何試合かして去年、たくさんの人に支えてもらえていたなとかなり実感しているので。いつになるかわからないですけど、ファンの皆さんに目の前で応援してもらえるまでは自分の中でも頑張って我慢して、皆さんに会えるのを楽しみに頑張りたいと思います。
（ファンや支援者へのメッセージ）コロナで大変な状況の中ですけど、皆さんに笑顔を与えられるようなプレーができるようにしっかり練習に励んで、試合で結果を残せるように頑張りたいと思います。（このプロジェクトについては）私たちが試合をできているのは、本当に裏方の皆さんにたくさんのことをやって頂いて、無事に開催して頂いていると思うので、そういう皆さんのためにも盛り上げて行けたらいいなと思います」