石川遼は3オーバーの暫定84位でホールアウト 雷雲接近のため中断へ 国内初戦のフジサンケイクラシック初日


17番、バンカーショットを放つ石川遼(代表撮影)

17番、バンカーショットを放つ石川遼(代表撮影)

 ◇男子プロゴルフツアー今季第2戦 フジサンケイクラシック 第1日(3日、富士桜CC=7566ヤード、パー71、賞金総額1億1000万円、優勝2200万円、参加105人)

 約8か月ぶりのツアー第2戦で、国内開催初戦が予定時刻通りに開幕した。富士山の麓での大会は雷雲接近のため午後1時46分に中断に入った。

 新型コロナウイルス感染対策で無観客での開催の中、ツアー通算17勝の石川遼(28)=カシオ=は2バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの3オーバー、暫定84位でホールアウトした。

 出だしの490ヤードの10番パー4でバーディー発進した。フェアウェーウッドでの第1打をフェアウェーの中央へ。アイアンでの第2打をピン上1メートルにつけて“おはようバーディー”を奪った。

 続く492ヤードの11番パー4でつまづいた。3ウッドでの第1打が右林へ。ボールが見つからずに、打ち直しの3打目をフェアウェーに運び、4打目はアイアンで左上6メートルへ。ボギーパットは右に外れてダブルボギーを喫した。

 448ヤードの14番パー4。強い向かい風の中でのドライバーショットが右の林へ。第2打はアイアンを短く持って右フェアウェーへ出すだけ。アイアンでの第3打はグリーン奥のエッジ4メートルへ。エッジからパターで狙うも右へ外してボギー。

 568ヤードの17番パー5。ドライバーで右のフェアウェーへ。3ウッドでの第2打は打った瞬間にクラブを放り投げ、左林に曲げてOB。4打目はグリーン左バンカーへ。5打目の寄せは3メートルショート。ボギーパットはカップ右を抜けてダブルボギーで後退した。

 後半に入り、6番パー5で8メートルのバーディーパットをねじ込んで1つスコアを取り戻した。

 ホールアウト後、報道陣の前で「前半は緊張もあってバタバタで。最悪の一歩手前のゴルフでした。明日も前向きに全力で頑張ります」と話した。無観客での大会については「改めて、歓声やギャラリーの方の有り難みを感じました。僕はラフや林によくボールがいくので。簡単にはボールが見つからなくて。ラフにいったボールを誰も見つけられないこともありました」と苦笑い。

 同組の世界アマチュアランク1位の金谷拓実(22)=東北福祉大4年=は1オーバーの暫定37位。18、19年賞金王・今平周吾(27)=フリー=は、2オーバーの同65位で初日を終えた。

 ツアー通算2勝の市原弘大(38)=フリー=が5バーディー、1ボギーで4アンダーの単独首位に立っている。

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