◆女子プロゴルフツアー メジャー第1戦 日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯第1日(10日、岡山・JFE瀬戸内海GC)
ミレニアム世代(2000年度生まれ)の新人・吉田優利(20)=エプソン=が5バーディー、1ボギーの4アンダー、68で首位と2打差の5位と好発進した。18年日本女子アマ、日本ジュニア2冠の逸材は昨年11月の最終プロテストに合格した地で、初優勝を目指す。2週連続優勝を狙う小祝さくら(22)=ニトリ=も4アンダー5位。青木瀬令奈(27)=マツシマHD=らが6アンダーで首位に立った。
自身初の2週連続V&メジャー制覇を狙う小祝は4バーディー、ボギーなしの68で5位と好スタートを切った。「2~3メートルのパーパットもしっかり入っている。ショットも安定している」と、いつものゆっくりした口調で振り返った。
リンクス特有の風については「球が高いので得意じゃない。去年は風吹いたらやばい感じがした」というが、「今は自信がついた」と胸を張る。コロナ禍で長期のオフに低い球を習得し、風に流されないようフェードも練習した。
大会2日前の会見では「メジャーなので気合を入れる」と話したが、この日のプレー後は「そう言ったのを忘れてて、今思い出した」と“無心”を強調した。ここ2戦で2位、優勝とツアーを引っ張る存在に成長しつつある22歳は「2日目は風がある中でしっかりプレーしたい」と見据えた。