プロデビュー戦の美人選手・渋沢莉絵留が6アンダーに「びっくり」 渋沢栄一と縁戚関係


渋沢莉絵留

渋沢莉絵留

 ◆女子プロゴルフツアー メジャー第1戦・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯 第2日(11日、岡山・JFE瀬戸内海GC=6640ヤード、パー72)

 2024年に刷新される1万円札の肖像となる渋沢栄一と縁戚関係にある美人プロでルーキーの渋沢莉絵留(りえる、20)=フリー=が6バーディー、ボギーなしの66で通算6アンダー。ホールアウト時点で笹生優花(19)=ICTSI=らと並びトップと2打差の4位につけている。

 新1万円札の「顔」になる渋沢栄一とは「父の遠いつながりと聞いています」という渋沢。今季下部ツアーでは1試合に出場したが、プロでのツアーデビュー戦がこのメジャー大会。前半の11番からの3連続バーディーなどでアマチュア時代のツアー自己ベストを1打更新する66で上位争いに浮上した。

 リモート会見では「びっくりです。こんなに急にバーディーが取れるとは思ってなかった。スコアボードも見ていなかった。(コロナ禍の自粛期間は)ずっと練習していた。朝6時半からハーフラウンドして、昼すぎから2~3時間ショットの練習、家でパターやアプローチをしていた」と初々しい笑顔で振り返った。

 日本の資本主義の父とされる実業家の渋沢栄一と縁戚関係が取り上げられることには「聞かれるようになって調べたけど、どこまでの(つながりの)近さかはあまり分からないです。渋沢栄一さんの住んでるところとは車で40分くらい。(渋沢栄一に)お子さんがたくさんいたみたいで、そのまたお子さんたちの中で(父と)つながりがあるようだ」と話した。

 昨年11月の最終プロテストに一発合格した思い出のコース。安田祐香(19)、古江彩佳(20)らを擁するミレニアム世代(2000年度生まれ)の一員が、プロデビュー戦のメジャー大会を盛り上げている。

 ◆渋沢 莉絵留(しぶさわ・りえる)2000年12月24日、群馬・太田市生まれ。19歳。9歳からゴルフを始める。ゴルフ強豪校の福岡・沖学園高卒。昨年のプロテストに合格し、予選会ランクは85位。得意クラブはドライバー。目標とする選手はタイガー・ウッズ(米国)。名前の由来は「悟りを得るという意味でつけられた」という。160センチ、60キロ。

 ◆渋沢 栄一 1840年、現在の埼玉県深谷市に生まれる。日本で初めての商業銀行「第一国立銀行」(現みずほ銀行)の創立に関わり、頭取を務めた。日本銀行、東京証券取引所、帝国ホテル、商法講習所(現一橋大)などの設立にも携わり、1931年に91歳で死去した。

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