ゴルフ米女子ツアーTOTOジャパンC日本単独開催検討…日米共催予定も外国人選手来日困難


昨年の大会を制した鈴木愛

昨年の大会を制した鈴木愛

 日本で唯一、米女子ゴルフツアーと共催試合で行われているTOTOジャパンクラシック(11月6日開幕、茨城・太平洋C美野里C)が新型コロナウイルスの影響で、今年は日本ツアー単独での開催を検討していることが14日、分かった。米ツアーメンバーの外国人選手の来日が入国制限により難しい状況にあるため。試合は無観客で、日本ツアーだけの賞金ランク加算を視野に入れ、協議を進めるとみられる。

 米女子ツアーは10月中旬のビュイックLPGA(中国)、同下旬のスウィンギングスカート台湾選手権(台湾)が既に中止となっている。米男子で日本開催を予定していたZOZOチャンピオンシップ(10月22日開幕)は米カリフォルニア州での開催が発表されている。

 各国ツアーともに、コロナ禍の渡航制限でさまざまな変更を強いられている。国内女子を統括する日本女子プロ協会はTOTOジャパンクラシックについて「今の段階では、お話しすることはありません」と述べるにとどめた。

 ◆TOTOジャパンクラシック 第1回は1973年。昨年までで47回の歴史を誇り、出場人数が限られたエリート大会(昨年例は総勢78人)。ファンにとっても、世界の強豪の技を間近で楽しめる貴重なトーナメント。01年からはアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が5連覇し、近年の日本勢の優勝は07、11年の上田桃子(以上は前身のミズノクラシック)、18年畑岡奈紗、19年鈴木愛となっている。

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