国内男子プロゴルフツアー歴代最多94勝の尾崎将司(73)=I.S.T=が15日、ISPSハンダ・医療従事者応援ジャンボ尾崎記念チャリティートーナメントの会場で「今年はおそらく出場しないだろうね」と、年内の国内男子ツアー出場を見送ることを表明した。コロナ禍で、5月以降はトレーニングや練習を積めていないという。試合出場のない年は1970年のプロ転向後初めて。
昨季は7試合に出場した(5試合途中棄権)。今年2月には体力的な準備を優先し、5月の中日クラウンズ、9月のANAオープン、11月のダンロップフェニックスの3試合+αに、出場試合を絞る考えを口にしていた。2試合は中止となり、11月19日開幕のダンロップ―(宮崎・フェニックスCC)についても「今はこういう状況(コロナ禍)で気力が湧いてこない」と欠場を明言した。
永久シード保持者。来年以降の現役続行については「来年、(コロナが)どうなっているのか様子を見ながら。考える時間はあるし、ゆっくりね」と改めて判断する考えを口にした。(榎本 友一)