１番でストレッチを行う小祝さくら（代表撮影）
◆女子プロゴルフツアー メジャー第２戦・日本女子オープン 第１日（１日、福岡・ザ・クラシックＧＣ＝６７６１ヤード、パー７２）
ツアー通算２勝の小祝さくら（２２）＝ニトリ＝が６バーディー、ボギーなしの６６で、首位と２打差の２位につけた。試合のなかった前週は韓国ドラマを見てリフレッシュ。コーチとスイング修正を行い、メジャー初制覇へ好スタートを切った。イ・ナリ（韓国）が大会最少スコアに並ぶ６４で首位。原英莉花（２１）＝日本通運＝らが６８で３位。
１９歳の笹生優花、２０歳の古江彩佳と今季ツアー優勝者による若手同組対決で、最年長の小祝が貫禄を示した。１１番では１５ヤードからチップインバーディー。６６で２打差の２位につけ「後半は風が吹く中、チャンスにつけてしっかり決められた。（１１番は）あまり期待せずに打ったら入った」と、ほんわかした笑顔で語った。
ツアー最長の総距離で行われ、パワーヒッターの笹生には飛距離で劣るが「彩佳ちゃんと『すごい音だね』って話してた」と、動じることなくプレー。「メジャーということも忘れていた」と、いつも通りの天然ぶりを発揮した。
試合のなかった前週は大好きな韓流ドラマを１日５～６時間見て、連戦続きの気持ちをリフレッシュ。タイトルは「覚えていない」というが「チャ・ウヌという主演の人が好きで見ていた」。一方、練習では前戦（３４位）で課題だったショットを修正。前日（３０日）に辻村明志コーチから体の軸が右に傾く癖を修正してもらい、復調して臨んだ。
ゴルファー日本一を決めるこの大会は過去４年で３度、同じ９８年度生まれで黄金世代の畑岡奈紗が優勝している。今年は渋野日向子とともに米ツアーで不在の中、小祝は「今日のプレーは忘れて、新たな気持ちでプレーしたい」と初タイトルを見据えた。（岩原 正幸）