安田祐香が首の痛みから約1か月ぶりにツアー復帰「少し痛みはあるけど、スイングに問題ない。ゴルフができるのが幸せ」


安田祐香

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 女子プロゴルフツアーの富士通レディースは16日から3日間、千葉・東急セブンハンドレッドC(6659ヤード、パー72)で行われる。2000年度生まれ「ミレニアム世代」のルーキー・安田祐香(19)=NEC=が15日、9ホールの練習ラウンドで調整した。9月のデサント東海クラシック開幕前に首から背中にかけて痛みが発症。同大会からメジャー、日本女子オープンを含む3戦に欠場した。約1か月ぶりのツアー復帰を前に「これまで練習もできていなかった。不安というか…(試合に)出てみてという感じです。今はゴルフできるのがすごく幸せ」と心境を語った。

 患部の症状については「原因はあんまり分かっていない。(痛みが生じた)前の週に違和感が少しあった。最初の10日間は(振り)向くのも痛くて練習もできなかった。アプローチや素振りをするぐらい。今も(首を)曲げたら少し痛みはあるけど、スイングには問題ないです」と説明した。

 欠場中の約1か月間で、同じミレニアム世代の古江彩佳(20)、2つ上の1998年度生まれ「黄金世代」の原英莉花(21)、1つ上の稲見萌寧(21)がそれぞれツアー2勝目を飾った。安田は試合に出ていない間もツアーの戦況を「結構気にしていた」といい、「最初は焦りがありました」。それでも今季がプロデビューのルーキーは「まだデビューしたて。これからも先があるので、これも経験かな」と前向きに捉えていた。

 痛みを発症してからゴルフ場を離れた日常生活でも患部を気遣っている。母・美香さんが就寝時に、患部に負担をかけないための低反発マットレス「トゥルースリーパー」を購入してくれた。安田自身も「もともと肩に力が入りやすい。ろっ骨を広げる呼吸も大事なので、トレーニングでは取り入れています。普段も姿勢とかは気をつけています」と背筋を伸ばして話した。

 16日の第1ラウンドは木村彩子(24)、アマチュアの岩井千怜(ちさと)と同組で、午前7時55分に10番からティーオフする。

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