田代猛、5年ぶり出場“報知2冠”へ33位タイ決勝進出


報知シニアアマとの“報知2冠”を狙う田代

報知シニアアマとの“報知2冠”を狙う田代

 ◆第59回報知アマゴルフ選手権 第2日(15日・山梨・メイプルポイントGC)

 一昨年の報知シニアアマ王者で5年ぶりに出場した田代猛(65)=裾野CC=が、通算12オーバーの33位タイで16日の決勝ラウンド(上位62人)へ進んだ。馬場輝雄(八幡CC)、塩田一史(白鳳CC)が通算イーブンパーで首位に並び、2打差で前田晃希(前回大会4位)が追いかける。

 5年ぶりに挑む大舞台。ホールアウトした田代は、さばさばとした表情を浮かべた。「わかってはいたけど、グリーンがね」。今大会前のラウンド中に右足首を捻挫。体調が万全ではなかったとあって2バーディー、5ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの80とスコアを崩した。それでも「体が使えない分、方向に気をつけました。昨日は4バーディー、今日は2バーディー。まあまあですね」と前向きだった。

 専大ではゴルフ部に所属し、羽川豊は2学年下になる。「普段、練習はしません。ラウンドしながら調整してスコアを作っていく」というスタイルでアマの大会に出場。ここ数年はシニアの大会にも顔を出すようになり、一昨年の報知シニアアマで初出場V。今大会は舘英樹さん(57)に続く史上2人目の“報知2冠”がかかっていた。さらには20、21日の第9回報知シニアアマ(箱根CC)にも出場予定。「そちらの方が楽しみなんです」と笑った。

 33位タイで決勝進出を果たし「楽しくやって少しでも上位になって終わりたい。無理をしない程度に」。無欲で一つでも上を目指す。

 73歳で出場選手中、最年長の宇佐見則男(高根CC)は通算30オーバーの117位タイに終わった。「調子が出なかったが、楽しくできました」と振り返った。現在は月4回のペースでラウンドするが、練習はプレー前にこなす程度だという。「やり過ぎても疲れるし、根を詰めないようにしています」と話していた。

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